【横浜市栄区】「いたち川プロムナード」で、栄区のシンボルリバーをのんびり散策しよう!
「いたち川」は、栄区の中央を東西に流れるシンボルリバーです。
横浜市18区中2位の緑被率※を誇る(平成16年度調査)栄区とあって、川の周辺は動植物に溢れています。※航空写真で上から見た時に緑に覆われている土地の割合
今回ご紹介する「いたち川プロムナード」は、いたち川の下流部に位置し、本郷台駅や栄区役所があるエリアです。中心地にあり、遊歩道も綺麗に整備されているので、気軽に自然を楽しみながらお散歩したいという方にはうってつけのスポットです。
駅近のスポットとはいえ自然豊かなので、タイミングが合えば、カワセミなんかも見られちゃいます。そうした鳥たちを狙って、川沿いにバードウォッチャーが集まっていることも珍しくないようです。
小学生の運動不足解消のため、半ばイヤイヤ出たお散歩ですが、カワセミを見ることができたので思い切って外に出てよかったです。
栄区を流れるいたち川では、運がいいと見られます。私は2回目でした✌️ pic.twitter.com/NMyBoUSHNw
— 栄フィルハーモニー交響楽団 (@sakephil) March 31, 2020
また、川沿いの看板では、兼好法師が近くの宿舎を訪れた際に作ったとされる句が紹介されています。
「いかにわが たちにしひより ちりのきて かぜだにねやを はらわざるらん」
という句なのですが、皆様お気づきでしょうか。実は、句の頭文字を読むと「いたちかは」=「いたち川」になっているんです!!さすがですね。
句の意味は、要約すると「家を空けてから随分と経ったので寝室には埃が溜まっているだろうな、風が払うこともないだろうし」という少し寂しい感じですが、兼好法師は鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍された方なので、昔からいたち川はシンボル的存在だったことが伺えますね。
西浦賀道
いたち川と新橋(横浜市栄区) pic.twitter.com/rRyQoVLPth— のえる (@max03261) July 4, 2020
ところで、なぜ「いたち」川なのか気になりませんか?正しい漢字は変換に無いのですが、けものへんに理由の由の字で書きます。
川のあちこちに動物のイタチを模したキャラクターがいますが、実は川の名前の由来には関係無いみたいです。
鎌倉街道を下る際、いたち川で食事をし、「いざ出立!(いでたち)」と言う鎌倉時代の風習から「出で立ち川」と呼ばれるようになり、「いたち川」になったというのが有力な説です。
美しい自然に触れあいに、歴史を感じに、イタチのマスコット探しに!
いたち川プロムナードにはいろいろ楽しみ方があるので、ぜひ訪れてみてくださいね。